エリザベート成城では、平成29年4月から看取りケアに取り組んできました。「最期の日々は、これまで暮らし慣れてきた環境で過ごしたい」とのご要望がある方に対し、嘱託医をはじめ多職種で連携し、ご家族に参画していただきながら、看取りケアを実施しています。看取りケアを行うにあたっては、関わる一人ひとりの職員の専門性はもちろん、個人の死生観を問われるように感じることもあります。そのため、一人でかかえこまずチームで課題を共有しながらより良い看取りケアの実践を目指しています。
10月25日、成城リハケア病院の堀見洋継医師に「看取りケア」をテーマに研修していただきました。「ケアの本質とは『その人を知る、その人を感じる、その人と歩む』こと」とのお話に、果たしてそれがエリザベート成城の日々の中でどれほど実践できているだろうかと自問しました。
参加者のアンケートには「今自分が向き合っている人たちの物語を紡いでいきたいと思った」「ケアを通してケアする側も人間として成長したい」などの熱い思い(!)が綴られていました。
堀見先生、貴重なお話をありがとうございました!