エリザベート成城・緑風の敷地の四隅に桜の木があります。玄関前の1本は、11年前の建築工事の前からあったもので、以前の都営住宅の時代から建築工事の期間、そしてエリザベート成城・緑風の開所から今日に至るまでを見守ってくれています。南側の2本は、建築工事の際に一度移動させ、建物完成後に植え直したものになります。植え直した当初、うまく根がつくかどうか案じられ、祈るような気持ちで見守っておりましたが、しっかりと根を張り、毎年美しい花を咲かせてくれています。もう1本は隣接する公園にあります。11年前にエリザベート成城と同じ時期に整備された公園で、当時はほっそりした木でしたが、徐々に幹も太く、花も多くなってきています。桜の花の舞う公園で地域の方や子ども達が遊んでいる様子を間近に見ることができるのは、本当にありがたいことです。
エリザベート成城と緑風にいらっしゃる全ての方々に幸せに過ごしていただけるよう、四神のような桜の木に見守られていることを非常に心強く感じながら歩んでまいります。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
社会福祉法人緑風会 エリザベート成城・緑風 施設長 俵木伸子